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こたつで鍋パしながらカウントダウンな話

Category: 他ゲーム  

2013/12/30 冬コミにて、そっと頒布したノルンオールキャラコピー本のWeb再録
ほのぼのだったり、ラブコメだったり
タイトルのとうり、鍋パのお話





 
 
   こたつで鍋パしながらカウントダウンな話



「と、いうわけで、鍋パを行ないたいと思いまーす」
 一月の発言を聞き、深琴は、即座に顔を顰める。腕組みをし眉根を寄せると、半眼の眼差しを投げた。
「は? 何なのよ、いきなり」
 真っ向から睨めた視線を受けるも、一月は、表情色一つ変えない。むしろ、そうされるのが、ごく自然なことでもあるかのような顔付きだった。
 軽快な口調そのままに、深琴へ笑顔を向けると。
「何、って。だから、鍋パだって」
 聞こえてたよね?と一月に付け加えられた深琴は、あのねえ、と呟くと息を短く吐き出した。
 説明するのも面倒臭い、と言わんばかりの態度になるや。
「そこじゃないわよ。前振りのことを言ってるの。何が、というわけなのか説明しなさい」
 びしりと言い放った深琴に対し、一月は、情けない声を上げた。
「えーっ! そこにツッコミ入れちゃうの?」
「当たり前でしょ。大切な話があるっていうから、みんな貴重な時間を割いて集まってるのに。よりにもよって………鍋…パ?ですって?」
 途中で、若干間が空いたのを聞いた一月は、ふと、問いを投げてかけてみる。
「………もしかして、鍋パの意味知らない?」
 すると、深琴は、大きな瞳を丸くすると、ぐっと唇を引き結んだ。が、これではいけない、と思ったのだろう。
 急ぎ口を開くと。
「しっ、ししし、知ってるわよっ! 当然でしょ、それくらい」
 明らかに、取り繕った感のある返しである。
 けれど、この二人には、それでも充分だったらしく。
「凄いですっ! 深琴ちゃん」
「私、知らなかった。さすが……」
 尊敬の眼差しとなったこはるに、感心する七海。
 もちろんよ、と胸を張る深琴を見やり、一月は、唇の両端を持ち上げた。双眸をすいと細めながら。
「だったらぁ、知らない二人に教えてあげなよ」
「えっ! 私が?」
「他に誰が?」
 逆に聞き返した一月を見上げた後、即座に振り返った深琴は、興味津々となり己を見つめている七海とこはるに、うっかり口籠もってしまった。
 顔の向きは七海とこはるから動かさず、視線だけを背後の一月へと滑らせ。
「あなたが教えれば…いいじゃない」
 極細の声で告げる深琴。
 すると、一月はそうかな、と首を軽く竦め。
「ほらぁ、俺だと、間違ったこと教えちゃうかもしれないじゃない。だから、ここは、お嬢さんが、ねえ?」
 一理あるのかもしれないが。どうにも、それより別の意味合いが含まれている気がしてならない深琴。なぜなら、向けられた視線が、面白がるようなそれであったからだ。
 それならば、と論破を試みようとした矢先、こはると七海が深琴へと詰め寄って来たのである。
「深琴ちゃん。教えてください」
「私、知りたい」
 真剣な二つの表情と前とし、深琴は気押され、思わず身を引いてしまった。
 が、事態は説明をしないことには、おさまりそうにない。
「えええ、えっと………」
 半ば狼狽えながらも、無い回答を捻り出そうと必死に思考を巡らせてみる。と、深琴へ助け船を出したのは、朔也だった。
 柔らかな口調にて。
「鍋パっていうのはね。お鍋を食べながら、みんなで楽しく過ごすことだよ」
「ああっ! なるほど」
「お鍋パーティを略したのね」
 ぽんと拳と手の平を打ち合わせるこはるの隣で、七海が顎に手を当て何度も頷いている。二人の様子を見て、深琴は、ほっと胸を撫下ろした。
 ぽつり、と俯き加減にて。
「朔也、ありがと」
 照れ混じりに、お礼を呟く。
 子供の頃、幾度か目にしたものと同じ仕草に、朔也は、双眸をそっと細める。
「いいよ、これくらい。どこかの誰かさんが、子供みたいな意地悪するのがいけないんだから」
 ころころと笑うのを一瞥した一月は、視線を上へと向けながら。
「どこかの誰かさん、だって。俺の名前」
 戯けてへらりと笑ったのを見、ふっと短い息を吐き出したのは、正宗。眉根を僅かに寄せ。
「今のは、お前が悪い」
 淡々と告げると、からかうのも程々にしておけよ、と小声で付け加えた。けれども、一月は、しれっとした面持ちを崩さずに、そうかなぁ、と惚けた声色で零すと口角を持ち上げる。
 と、頭の後ろに腕を組んだ平士が、二人の方へと顔を向け。
「んで、鍋パーティをするのは、どうしてなんだ?」
 何の気なしの問い掛けへ、一月は満面の笑みを浮べると。
「それはね………」
 理由を口にしたのであった。







「空汰ぁ! 寂しいなら、寂しいって言えよぉ!」
 突然、部屋へと駆け込んで来るなり抱き締めてきた平士に、空汰は、双眸を見開いた。
 ぐりぐりと頬を押し付けてくるのをそのままとし、恨めしそうな視線を投げたのは一月へ。根元が彼であろう、と予想してのことだった。
「………これ、どういうこと?」
 あはは、と愛想笑いに似た表情を浮べた一月は、すんなりと事の次第を白状する。
 平士から解放された空汰は、半眼となるや。
「つまり、僕をダシにしたってことか」
「そんなに怒るなって」
 ぱたぱたと手を振りつつ言った後。
「で、折角、鍋食べるなら、こたつの方がいいかなって思ったんだけど」
 と、そこで、一月は、言葉を切った。含みを持たせるように。
 こたつ、と反芻した空汰は、どうやら、ここへと彼らが来た意味を察したのか。
「要するに、僕に作れってこと? 寂しい僕が、こたつを?」
 可笑しくない、と更に双眸を細くした空汰にも表情を変えず。肩に腕を廻し、ぐいと引き寄せてから。
「そう言うなよ。鍋、食べたいだろ?」
 抱き込まれている空汰も、表情を変えない。彼にしては珍しく、低い声色を発し。
「作るのは、一月じゃないよね」
 酷く冷静な言葉は、まるで、交換条件を持ち出すに値しないとでも言いたげだ。
 気性の荒い人間なら、神経を逆撫でされ癇癪を起こしかねない言動でもあるのだろうが。相手は、一月。鈍いのか、それとも、ただの子供の戯れ言と聞き流しているのか。案外、どちらでもないのかもしれない。
「当然でしょ」
 至極、さらりと返した一月は、空汰から手を放すと、ぽん、と頭を軽く叩いた。
 どうにも気が削がれたのか。ふっと首を竦めた空汰は。
「大変だね。色々と、察するよ」
 正宗を見上げ、嘆息混じりに呟く。
 返答に困ったのか。正宗は、僅かに眉尻を下げただけに留まる。
「取り敢えず、こたつを作ってみるよ。その代わり、きっちり手伝ってよね」
 交換条件だ、とも取れる科白。
 それを見越していたのか。一月は、即座に頷き返した。
「もちろん。だから、こうして人手を連れて来たんじゃない」
 さあ、と己の隣に居る正宗と平士を指し示した一月に、空汰は呆れ、冷めた視線を投げる。
 言われた正宗と平士はといえば、その為に、と顔を見合わせていた。どうやら、此処に連れて来られた意味を聞いていなかったらしい。
「もしかして、自分は入ってないの?」
「人には向き不向きがあるから」

[newpage]
 食堂へと戻って来た一月は、其処に居る面々を見ながら告げる。
「買い出しに行く人を決めまーす」
 それから、暁へ顔を向けると。
「あ、あっくんは、決定だから外れてね」
「はぁ? なんでだよ」
 にこにこと笑顔である一月を前に、暁人は、眉根を寄せた。
 なぜ、己だけ除外しているのか、と顔に書いてあるのが分かったのだろう。一月は、ぴっと人差し指を立て。
「料理作る人が材料吟味しなくてどうするの?」
「うっ……」
 もっともな理由に、二の句を継げなくなる暁人。
 満足げに双眸を細めた一月は、細い棒を右手に持ち、皆の前に差し出す。そして、口角を持ち上げると。
「それでは、一人ずつ引い」
「これ、ちゃんと作ってるんでしょうね?」
 言葉を遮った深琴に、一月は、僅かに唇を尖らせた。
 悪戯を咎められた子供にも似た表情となるや。
「疑り深いなぁ」
 不満を少しだけ覗かせる。
 と、深琴は、ふんと短く息を吐き出した後、両腕を組み。
「あなたのすることですもの」
 当然だわ、と付け加え、軽く胸をそらせた。今までの己の行動を思い返してみろ、との含みを持たせた口調である。
 その意見に賛同したのは、朔也。疑りの眼差しを向け。
「深琴の言うとおりだ。どんな姑息な手段を使ってくるか、分からない」
 告げると、一月の持つくじを眺めた。
 予想を裏切らない発言だ、と胸中で独りごちた一月は、へらりと笑ってみせる。
「そりゃ、どうも」
 一触即発とも取れる睨合いのように対峙した一月と朔也を交互に見やったこはるは、少々臆しながらも。
「あの……駆くんが居ません」
 自身が、最も気掛かりになる事柄をぽつりと呟いた。すると、隣に居た七海が。
「室星さんも」
 続け、じわりと一月を見やる。
 一月は、あぁー、と何かを思い出したように零し。
「あの二人には、畑に野菜を取りに行ってもらってる」
 言い終わった途端、暁人が、酷く驚嘆した声色にて。
「あの二人に、か?」
 よりにもよって、そのような人選にしなくてもいいだろうに、と呆れ顔。
 正宗がこたつ作りに振り分けられたのを鑑みても、今回の人選は、完全に一月の独断のようにも見受けられる。それを見越し、深琴と朔也が疑心暗鬼に捕われたのだろうか。
 などと、暁人が思っていると。
「………わ、私、畑に行ってもいいですか?」
「あっちの方がいい?」
 大丈夫、と続けた一月に、こはるは、戸惑いがちに。
「その……きっと、駆くんは千里くんを連れ出していると思うんです。だから」
「あー、確かに、色々危ないかもしれないな」
 駆とロンに挟まれた状態ともなれば、千里にとって、針の筵以外の何物でもない。
 一月は、それはそれで荒療治に近いからいいかもしれないのに、などと浮かんだ手前勝手な言葉を飲み込んでから、即座に笑顔を貼り付けた。
「じゃあ、頼むね」
「はいっ!」
 大きく頷いたこはるは、急ぎ、畑へと走って行ってしまう。
 見送った一月は、何食わぬ顔で。
「さて、と。再開しよっか」
「おーい! 俺も、買い出しのくじ引きに混ぜてくれよ」
 くじを再び、皆の前に差し出した間合いで、平士が大声を上げ、食堂へと入って来た。
 今来たばかりでくじ引きの事を口にしたのは、途中で、こはるから話でもきいたのだろうか。そう思いながらも、暁人は、別の問いを投げ掛けてみる。
「こたつ作りは、どうしたんだ?」
「邪魔だって、追い出されちゃった」
 予測に違わない言葉に、場に居た皆が、乾いた笑いを浮べてしまったのであった。






「買い出しは、あっくんと七海ちゃんに決定! 宜しく頼むね、二人とも」
 ぱんぱん、と仕切よろしく手を叩いた一月は。
「嫌だとか言わないでね。これ、公平なくじ引きの結果だからさ」
 告げ、深い笑みを湛える。
 不満げな眼差しを一度は投げたものの、観念したのか。暁人は、両肩を軽く落としてから。
「それで、何の材料を買ってくればいいだ?」
「お鍋の材料に決ってるじゃない」
 分かりきったことをという顔をした一月へ、暁人は、あのなあと前置きをし。
「だから、何鍋をするかってことだよ」
「そういえば、決めてなかったね。そこは」
 重要な項目をすっぽり抜かしていた発言を聞き、ぼやいたのは、深琴。
「間抜けだわ」
「仰るとうり」
 らしい言動だとも取れる声色にも、一月は笑って返した。
 ともあれ、さっさと決めなければならないと思ったのだろう。気持ちを切り替えた深琴は。
「鍋と言えば、やっぱり、おでんよね」
「水炊きだよな」
 同じ間合いで声を発したのは、平士。
 むっと眉根を寄せた深琴は、平士の言葉に反論する。
「おでんでしょ!」
「いーや、水炊きだ。そして、しめに卵雑炊っ」
「おでんの、大根や卵の美味しさに勝るものなんてないわ」
「けどさぁ、おでんって時間がかかるだろ。その点は、水炊きなら問題ないし」
「厚揚げや、こんにゃくだって美味しいじゃない」
 両者一歩も譲らない主張に割って入ったのは、一月。それぞれに笑顔を振りまき。
「はいはいはい、抑えて抑えて」
 と、朔也が意外そうな眼差しを這わせ。
「深琴、そんなにおでんが好きだったんだ」
 初めて知った、という口調だ。
 勢い余った言動をしてしまった、とでも思ったのか。深琴は、頬を赤らめるも。
「えっ! そ、そそそ、そうよっ」
 あくまでも、自身の好みは曲げない。
 ここで、一月は、さも名案とでもいうように。
「人数が多いんだから、いっそ両方すればいいんじゃない?」
 これなら問題無し、と深琴、平士、と順々に視線を投げてゆく。
 それぞれの食べたい鍋があるならば、と納得した二人とは裏腹に、暁人は、半眼となり一月へ。
「待て。まさか、両方」
「作ってね、あっくん」
 笑顔で、ぽんと肩を叩いた一月に、暁人は長々と息を吐き出す。
 どうにも損な役回りに思えてならなかったのだが、ここまでくると、色々考えてしまう方が莫迦らしくなってしまった。結局は、振り回されるのを良しとしている自分に気付いてしまうからだ。
 暁人は、静かに唇の端を緩めた後で。
「お前も来い。二つ作るなら、俺と不知火じゃ荷物を持ちきれないからな」
「俺がぁ?」
 名を挙げられた平士は、己の顔を指差し、素っ頓狂な声を上げる。くじ引きの意味がない、とでも言いたげな表情を見るも。
「水炊き食いたいんだろ」
「行く!」
 その一言で、即座に、諸手を上げて応を述べた。
 と、何かに気付いたのか。平士は、黙り込んでいた七海の顔を覗き込むように態勢を落とし。
「………七海、どうしたんだ?」
 問いを投げ掛ける。
 だが、はっと顔上げた七海は。
「ううん。なんでもない」
 首を横に振り、小さく笑ったのだった。



 市場へとやって来た暁人と平士と七海の三人は、人の多さに周囲を見渡した。
 品物が不足しがちな状態であることから、希に開かれる市場は、通常よりも活気に満ち溢れている。遠方から足を運んで来る者も少なくなく、集まる人々の量は尋常ではない。
 行き交う人波に気持ちが高揚したのか。瞳をらんらんと輝かせた平士は、声を弾ませ。
「すっげえな! 俺、市場って初めて来た」
「いっぱい……ある」
 七海は驚きの方が大きかったのか。双眸を見開いた後、何度も瞬きをする。
 それぞれの様子を見やった暁人は、釘を刺すように。
「お前ら、うろうろするなよ。はぐれた時、探すのが大変だからなって! おいっ!」
 言い終わる前に、平士は、市場の中へと駆けて行ってしまったではないか。頭を抱えた暁人は、せめて、七海だけはと彼女へ向き直り。
「不知火。お前は、あいつと同じことするなよ」
「分かってる」
 低い声色に、淡々と返す七海。
 本当か、と眉根を寄せながらも、気を取り直した暁人は、市場を見やった。
「さてと。まずは、おでんの材料を買うか」
 音丸が魚買ってきそうだしな、と付け加え、おでんの材料を思い浮かべる暁人。
「こんにゃく、厚揚げ……大根と卵はあったし…あと、はんぺんと………不知火、何か食べたいものあるか?」
 それとなく問い掛けてみれば、七海は、真顔で。
「お肉」
「や、おでんの具の話をだな」
 すじ肉とは違うよな、と胸中で思った暁人は、じっと市場に並ぶ肉を見続けている七海に、ふつりと沸き起こった事柄を口にしてみる。
「………肉食いたい、のか?」
 こくり、と頷く七海。暁人は、頭を掻きながら。
「水炊きは、魚つってたし」
 鶏肉を入れる場合もあるが、味付けを考えれば、肉と魚の両方というわけにはいかない。顔を僅かに顰めた暁人は、七海が先程まで見ていた店へ視線を滑らせたのであった。






 両手に荷物を持ち帰って来た三人を出迎えたのは、一月。手から下げているそれぞれの袋を見やり。
「おかえり~。大荷物だねえ」
「あ、ああ。まあな」
 どこか、よそよそしい雰囲気である暁人に気付き、ふと首を傾げる。それから、テーブルに置かれていく品物に目を止め。
「あれ? おでんと水炊きなのに、豚肉?」
 おかしくない、と疑問符を浮べた。すると、暁人は。
「人数的に、もう一つ鍋があった方がいいんじゃないかと」
 正論ではあるのだが。どういうわけか、視線を反らしている。
 あからさまな暁人の態度を一瞥し、今度は、七海を視界の片隅に映してみた。機嫌良く見える彼女から、暁人へと視線を戻すと。
「ふぅん」
 意味ありげに、唇の曲線を描かせる一月。
 暁人は、狼狽えつつも。
「なんだよ」
 語気を強め返した。ここで、七海が。
「しゃぶしゃぶ用の野菜、取ってくる」
 言って、食堂を出て行こうとする。その後に、俺も、と声を上げたのは平士。更に。
「俺も手伝いに」
「待て。こっちを手伝え」
 一緒に出て行こうとした一月の首根っこを掴んだ暁人へ、一月は、不満を露わとした。
「えーっ! 俺に料理は、無理だと思うよ」
「野菜洗って切るぐらいは、出来るだろ。それとも、音丸にやらせるか?」
「手伝います」
 さっきまでの言動は何処へやら。びしり、と敬礼のような仕草で返した一月に、暁人は、よしと頷いたのであった。

[newpage]
 「すっげえ! こたつだぁ!」
 野菜を手に持った平士は、こたつを目の前にして大声を発する。そして、その周囲を動き回り、方々から眺めていた。
 深琴は、感心したように。
「なかなか良いじゃない」
 想像以上の出来映えだったのか。柔らかに口許をほころばせる。
 が、空汰は、何か難しげな表情をしており。
「こっちのデザインの方にしたかったんだけど。入れない人が居るから駄目だって言われてさ」
「確かに、可愛いかもしれないけど。彼には、酷かな」
 デザインを見た朔也は苦笑し、このこたつで充分じゃないかな、と静かに双眸を細めた。
 正宗は、立ち上がりながら。
「鍋の準備は、どうなってる?」
「魚は、ばっちりだ!」
 平士は、あくまでも自分が主張した水炊きのことしか言わず、それを聞いた深琴は慌てて、おでんも問題ないわ!と張り合うように続けたのだった。
 二人の火花散るやり取りを尻目に、正宗は朔也へ。
「器は、大丈夫だったよな?」
 異なる味付けの鍋なのだから、それぞれに必要となり、通常の倍は用意しなければならないのだ。
 ともあれ、二種類なら、どうにかなるだろう。
 食器棚を思い浮かべていた正宗へ、暫し思案していた朔也は。
「足りないかもしれない。しゃぶしゃぶもすると言ってたし」
「おでんと水炊きじゃないのか?」
 いつの間にもう一つ加わったんだ、と眉根を寄せた正宗に、平士が軽い口調にて告げる。
「なんか、いつの間にかそうなってた」
 魚を見つけ暁人と七海の元へ戻った時には、既に、そういう話になっていたことを説明した。しゃぶしゃぶも好きだからかまわないけど、と笑ったのを見やり、正宗をこたつへと視線を移す。
 全員が座り、尚かつ、三つの鍋が上に乗せられた状態を脳裏に思い浮かべつつ。
「………これだと小さいかもな」
 人が座れても、台上が一杯一杯なのは間違いない。
 空汰は、だったら、と。
「もう一つ作る? 材料足りそうだし」
 作るのを止められたデザインを正宗へ見せながら、にっこりと笑った。








 テーブルを片付けた食堂の中央には、こたつが置かれた。その内の一つを見た瞬間、暁人は、脱兎の如く食堂の片隅へ走ると、声を荒げたのであった。
「おいっ! 嫌がらせか、それは」
 遠くから響いてくる声の主を皆一斉に眺めた後、こたつを再び見つめる。それは、こたつ台が、可愛らしいヒヨコになっていた。
 暁人は、身を隠しながら。
「俺は、そのこたつには入らないぞっ!」
 予想していた反応に、正宗は、やはり止めれば良かったと胸中で零す。隣に居た一月は。
「えーっ、可愛いじゃない」
 面白がる口調に、地を這うような呻き声が返された。
「お前、鍋食べないんだな」
「そんな殺生なっ」
「ちゃんともう一つあるから、心配するな」
 暁人と一月のやり取りを諭した正宗は、こっちは普通のこたつだし問題ないだろ、と付け加える。すると、暁人は、 なるべく奥場所に距離を取ってくれと言い、逃げるようにして台所へ向ったのであった。
 言われるままに、こたつの位置を動かす正宗と平士。一月は、しれっとした面持ちにて、今度もくじ引きをしようと持ち掛ける。
「さて。どっちのこたつにするか、組み分けを」
「こたつで分けるより、鍋で分かれた方がいいんじゃないのか?」
 正宗の言葉に、そうかな、と呟いた一月。どうにも、いつもの面子で固まりそうであったから持ち掛けたのだが。
「こだわりが有るのは、あの二人だけ……あ、七海ちゃんもか」
 食べたい鍋のある方へとした方が無難であるし、己も好きにできる、と思い直したのだろう。そだね、とあっさり応を告げる。
 その時、駆と共に、こはるが戻って来た。
「おでんと水炊き用の野菜、持ってきたよ」
「これで、足りるでしょうか?」
「充分だ」
 正宗は、暁人の所へ持って行こう、と付け加え、こはるの持つ野菜を半分持ってやる。と、間を置かずに、こっちもお願いね、と笑顔を貼り付けた駆は、その上に己が持っていた野菜を全部投げるように渡したではないか。しかも、空いた手で、こはるが手にしていた残りを持ったのである
 きれいさっぱり手持ちの野菜が無くなったこはるは、正宗と駆を何度も見て、ありがとうございます、と頭を下げてから可愛らしい笑みを浮べた。大荷物となり、重さに耐えながらも笑みで返す正宗の前で、駆は、これくらいお安いご用だからと言い、爽やかに微笑み返す。
 一連の出来事をまるで他人事のように眺めていた千里は、短く息を吐き出した後、台所へと先に向う。去り際、こはるの笑顔を盗み見て、僅かに眉間に皺を刻み込んだのだった。
 と、一月は、先程から顔を見ない人物が居ることに気付き。
「ロンさんは?」
 その名を口にする。
「私が行った時には、確かに居たんですけど。途中から姿が見えなくなって」
 こはるは、居場所に全く検討が付かず、野菜を持って来てから探しに行くつもりであった旨を話した。
 一人思考を巡らせていた七海は、顔を食堂の外へ向けると。
「私、探してくる」
 言い終わるや、足早に出て行く。
 途端に、平士は片手を上げ、もう片方の手で自身の顔を指差し。
「あっ! 俺も一緒に行くっ」
 急ぎ、七海の後を追って行ったのだった。
 
[newpage]
 確信があったわけではない。ただ、もしかしたら、と思っただけで。言い換えるなら、他に心当たりが無かったのである。
 けれど、彼は。
「………居た」
 その程度でしかなかった場所にロンは居て、何とも気怠げに欠伸をしているではないか。七海は、安堵する一方で、どうしてこの人はいつもこうなのだろう、と思わずにはいられなかった。
 隣に立つ平士は、ロンに気付くや、手を振りながら大声で声を掛ける。
「おーいっ」
 二人に気付き顔を向けたロンは、あれ、と呟いてから。
「てっきり、一人で来るかと思ってたのに」
 七海へと告げた。
 自身を指差した平士は。
「俺、邪魔だったの?」
 ロンと七海の顔を交互に見やる。
 と、先に口を開いたのは、七海であった。首を横に振り。
「ううん。そんなことない」
 平士に告げた後でロンへと向き直ると、彼の腕を引きながら。皆の居る場所へ連れて行こうとする。
「ちゃんと手伝って」
「でも、俺が居ない方がすんなり事が運ぶんじゃないかな」
 現に今まで何の支障も無かったわけだし、と付け加え、口角を持ち上げた。
 確かに、彼の言う通りの部分もあるだろう。けれど、七海は、彼独りだけが疎外されている状況だけは、どうしても避けたかった。その理由に関しては、上手く説明できないのだが。
「お鍋、食べないの?」
 無難で、尚かつ、当たり障りのなさそうな問い掛けは、これくらいしか思い付かず。言った後で、大丈夫だろうか、と七海は、胸中で零す。
 が、七海の心配を余所に、ロンは、ぽつりと。
「おでんと水炊き、ねえ」
 他の何かなら良かったのに、とでも言いたげな口調だ。
 それに気付いたのか。それだけじゃないぞ、と前置いた平士は。
「しゃぶしゃぶもあるぞ」
 どうだ、と言わんばかりの表情である。己が作るわけでもないというのに。
 ロンは、じっと七海を見つめ、小さく笑う。
「なに?」
「いや。何も」
「何も、っていう顔じゃない」
「だったら、何かあるのかもよ」
 言葉遊びに、七海は、きゅっと下唇を噛み締めた。
 いつも、こうだ。莫迦にしているのか、面白がっているのか。どちらにしても、質が悪い。
「乙丸さん。行こう」
 七海は、押し問答を切り上げ、平士の手首を掴み場を去ろうとする。
「え? 呼びに来たんじゃ」
「無理に誘う必要なんてない」
「そうか? やっぱり、みんな一緒の方が楽しいって。だから、行こう!」
 平士は七海を引き留めると、彼女とは反対側にあたるロンの隣に立つと、その腕を持つ。そして、にかっと歯を見せて笑い。
「ほら、七海もっ」
 一緒に腕を引っ張ろう、と促したのである。
 一人で駄目なら二人で、ということだろうか。そう思いながら、言われるまま、七海もロンの腕を引っ張った。
 すると、先程までは、大して進まなかったロンの足が前へと進んでいるのが視界の端に映り込み、七海は、はっと顔を上げる。刹那、視線が交錯した。
 戸惑いを覗かせながらも、満更でもないロンの表情を垣間見た七海は、密やかに口許を緩めたのだった。





「それでは、みなさん。いただきます!」
「いただきます」
 一月の掛け声の後、みんな揃って手を合わせた。
 二つのこたつに、三つの鍋。
 ヒヨコ型のこたつには、おでんと水炊きが。普通のこたつには、しゃぶしゃぶが置いてある。
 それぞれ、目当ての鍋があるこたつに入っていた。
「美味しい」
「流石、あっくんだね」
「こはる、厚揚げ食べる?」
「はいっ」
「なあ、この魚。食ってみろよ」
「そ、そんなに一杯入れないでください」
「辛子取ってくれ」
「どうぞ」
「おでんと水炊き、ここに置いておくな」
「ああ。こっちのも、持って行く」
「そのお肉、私の」
「そうなの? でも、名前とかないし」
 一同に介し食事をすることはよくあるが。鍋を囲み、しかも、こたつでというのは初めてのこと。常よりも、和気藹々とした雰囲気になっているのは、もしかすると、こたつのお陰かも知れない、と空汰は思っていた。
 テーブルでの食事が悪い、というわけではない。ただ、何となく距離が縮まったような感覚になるのだろう。
 たまには、こういうのもいいのかも……。
 空汰は、そっと笑みを零すと、大根を口へと運んだのであった。
「さーて、雑炊を」
「作ってくる」
 鍋を持って行こうとした平士を遮り、暁人が言うが早く、鍋を持ち台所へ。次いで、七海が立ち上がり。
「こっちは、うどんにする」
 深琴は、ふっと短く息を吐き出すと。
「………私は、お腹一杯」
 七海達の出て行った方を見やり、まだ食べる気なのかしら、と付け加え、よく入るわね、と続ける。
 と、朔也は。
「お茶でも淹れようか」
「ありがとう」
 深琴からの礼に笑顔を返し、台所へと向う。
 残った面々は、それぞれくつろいでいたのだが。千里は、徐に立ち上がると。
「僕は、部屋に戻ります。もう食べれませんし」
 言い終るや、そそくさと一人食堂を出て行ってしまった。
 思わず、こはるが声を上げたのだが。
「千里くんっ! …………行っちゃいました」
 時既に遅く、呼び声は、虚しく木霊する。それを見ていたのは、彼女の隣に座る駆と、向かい側に座っていた正宗。
 黙したままの駆に対し、正宗は、柔らかに目尻を下げると。
「こはる。千里に、あとで、お茶持って行ってくれるか?」
「はいっ」
 元気に頷き返したこはるは、お茶を持って来た朔也へ、そのことを告げる為、席を立つ。少しだけ離れた場所で、深琴や一月も交え話し始めた彼女を一瞥した駆は、正宗へと視線を滑らせ。
「お節介な上に、お膳立てまでするなんて。一体、どういうつもりかな?」
 貼り付けられた笑顔に、正宗の頬が引きつった。
 あちらを立てれば、こちらが立たず。よくある話である。
 と、平士、七海、暁人が食堂に戻って来た。平士と暁人は、それぞれ持っていた鍋をこたつの上へ置く。
「雑炊出来たぞ」
「うどんも」
 と、ロンは、うどんをじっと見つめ。
「これって、もしかして」
「両方、俺が作った」
 当たり前だろ、とでもいう顔をした暁人に、安堵の息を漏らす。
「良かった」
「……どういう意味?」
「そういう意味」
 どうやら、七海が持って行ったのを見ていた為、彼女が作ったのではないか、と思ったらしい。
 少々むっとしている七海と、しれっとした面持ちのロン。
 そんな二人に、一月が、まあまあと声をかける。
 それぞれを器につぎ分けていた平士は、にぱっと人懐っこい笑みを浮べ。
「食べようぜ! 熱いうちにっ」
 そう言うと、みんなの前に器を置いてゆく。折角の機会なのだから楽しい方がいい!と顔に書いてあるような表情だ。
 七海は、確かにそうかもしれない、と目の前の雑炊とうどんをまじまじと見つめる。温かな湯気が立ち上る、見るからに美味しそうな、それら。
 美味しそう、ではなく、美味しいに決っている。
 なぜなら、日々己の空腹を満たしてくれる料理を作る暁人が、これを作ったのだから。
「うまい! この雑炊、絶品だな!」
 平士の言葉に、七海は、こくりと頷いた。
「こはる、大丈夫?」
 熱いから気を付けるんだよ、と付け加えた駆に、こはるは、はにかんではいとだけ返す。
 お茶を飲んでいた深琴は、空いた器を平士へと差し出し。
「ねえ。少しこの器に入れてくれる?」
 お腹がいっぱいで食べられない、と言っていたはずなのだが。もしや、美味しそうで食べてみる気にでもなったのだろうか、と朔也は思いながら。
「深琴、食べきれる?」
 少し心配を覗かせ、訊ねてみた。
 すると、深琴は。
「今じゃなくて、後で食べようかと思って」
「なるべく温かい内に食えよ」
 暁人が、冷えると不味くなるからな、と続けて念押しをする。
 分かったわ、と素直に頷き返した深琴は、そのまま立ち上がり。
「じゃあ、そろそろ、私は部屋に戻るわね」
「送って行くよ」
 深琴と共に、朔也が食堂を出て行った。次いで、時計を見やった正宗が。
「さて。定期報告をしに行ってくる」
 そう告げると、空いた食器を手早くトレーに乗せ持ってから、出て行く。
「私は、千里くんにお茶を持って行ってきます」
 言って、こはるは、正宗に声をかけると共に台所へ。それを見送った駆は、僅かに双眸を細めてから。
「部屋に戻ろうかな」
 独り言のように呟き、すたすたと食堂を出て行ってしまった。
「じゃ、僕も」
 自分が使った分の食器を手にした空汰は、後片づけよろしくね、と言い置いてから台所へと向う。
 段々と人数が減り、ヒヨコ型のこたつに残ったのは、一月と平士。もう一つのこたつには、七海と暁人とロン。半数以上が居なくなり、食堂は、随分と静かになっていた。
「ふあぁーっ、なんだか眠くなってきた……」
 平士は背伸びをしながら、大きな欠伸を一つ。こたつの温かさもあってか、そのまま横になりそうな勢いである。
「の前に、後片づけな」
 それをさせまいとするタイミングで、暁人が、平士へ声を掛けながら立ち上がった。残った食器をプレートに乗せ、ほらお前も、と促す。
「えーっ! 動けないよ」
「食べた分動くだけだ。できないとか言わせねえぞ」
 二人のやり取りを聞いていたロンは、無言で徐に立ち上がる。そして、黙したまま、どこかへ行こうとした。
 が、七海が前方へと立ち塞がり、両手を横に広げる。
「逃げないで。あなたも、後片づけをするの」
 行かせない、と低い声色で告げたのだが。ロンは、表情を微塵も変化させずに。
「あれだけ居れば、充分じゃない?」
 己以外の面々を顎で指し示し、歩を進めようとした。
 しかし、素早く回り込んだ七海は、眉根を寄せ。
「きちんと準備も手伝ってないんだから、後片づけはしなきゃ」
「………二人でだったらするけど」
 含ませた物言い。ロンにしてみれば、七海が諦めると思っての一言だったのだろう。けれども、彼女は、しれっとした口調で。
「食器の後片づけは、私と室星さんでする」
「二人で?」
「うん。心配要らない」
 驚いた一月へ平然と伝えると、ほら、と食器の乗ったプレートをロンの手に持たせる。と、観念したのか。ロンは、軽く首を竦めただけで、七海の後に続いて台所へ。
 小さく笑みを零した一月は、まだごねていた平士へ。
「七海ちゃんやロンさんも片付けてるんだ。俺達も、片付けないとなぁ」
「そうだ。こたつを運ぶぞ」
「あ、そっか! ヒヨコさんのは、俺達じゃなきゃ片付けられないもんな」
 続け語気を強めた暁人の言葉に、平士のツッコミが一つ。
ぐっと押し黙ってしまった暁人を見、一月は、あっくんばれてるみたいだよ、と呟き、声を上げて笑ったのであった。

[newpage]
「あぁ、お腹空いたな。鍋、美味しそうだったなぁー」
「見つけた」
「うっわぁ!」
 深琴から背後をつかれた雪は、素っ頓狂な声を上げる。
 思わず身を引いていた彼へ、深琴は。
「はい。これ」
「俺に! ほんとっ」
 差し出されたのは、雑炊。微かな湯気が立ち上るそれに、雪は、諸手を上げて大喜びとなった。
「やったーっ! いっただきまーすっ」
 がつがつと雑炊をかき込み。
「んぁー、美味いっ」
 満面の笑みとなった雪へ、深琴も、にっこりと笑顔となる。そして、ぽつりと。
「食べたわね」
「へ?」
「食べたからには、私の言うことを聞くのよ。いいわねっ!」
 高らかにびしりと言い放った深琴を前に、雪は、ごくりと口の中の雑炊を飲み下したのであった。






「夏彦さーん、ただいまー」
 帰ってくるなり、夏彦は、雪を険しい表情で見やった。そして、そのまま苦言を連ねるべく口を開いたのである。
「遅いぞ。一体、今まで何を」
「はい、これ」
 しかし、雪が差し出した包みにより、それは中断した。
 可愛らしくリボンの結ばれた包みを思わず受け取り、夏彦は、首を傾げる。
「何だ?」
「預かり物。お嬢さんから。白ヒヨコさんに。手作りだそうです」
 顔を一気に赤くした夏彦を前に、雪は、半眼の眼差しを向け。
「白ヒヨコさんに、ですからね。あくまでも、白ヒヨコさんへの」
「分かってる! 何度も言うなっ」
 がっと激昂するも、すぐに口許を緩める夏彦であった。
 ちなみに、中身は、短かめのマフラーらしきもの。夏彦には、手首に巻くしかできないものであったとか、そうでないとか。









「なあ、カウントダウンって、どういうことだったんだ? 年末カウントダウンって意味じゃなかったみたいけど」
「それは、こたつに入っている人数が徐々に減っていく、という意味合いのカウントダウンってこと」
 平士の問い掛けに、一月が、さらりと答える。取りようによっては合ってるしいいんじゃない、とぼやき混じり。
「ああっ! そういう! なるほどっ!」
「て、ここで説明するのもどうかと思うけどね」
 納得をした平士の後に、駆が笑顔を貼り付け呟いた。

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 2015_06_14




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