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お弁当


2/11のラヴコレに行けずお留守番になったので、
アルカナ・ファミリアばかりでエアラヴコレをば。
まずは、ダンフェリ。ED後の出来事。



 

「これ、みんなで食べて」
 言って、フェリチータは、リベルタへと包みを手渡した。
 ずしりと重みのある其れは、形と大きさからしてお弁当であることが分かる。
「もしかして、お嬢の手作り?」
「……うん」
 リベルタの問い掛けに、首を縦に振ったフェリチータ。
 海に船を出すと聞き、早起きをして作ったのだろうか。お弁当と彼女とを交互に見、リベルタは、笑顔となった。
「ありがとうな!」
 楽しみだなぁ、と続けていると、別の包みが差し出される。
「で、あの…こっちは、ダンテに」
「へ?」
「お願いね、リベルタ」
 別々?と困惑を感じながら、特別な弁当、と胸中で呟いたリベルタであった。


   お弁当


「別…なのか?」
「ああ。前に、お嬢が船に乗った時にさ。ダンテ、部屋で航海日誌付けてただろ? だから、別にしたんだってさ」
 説明するリベルタの口調には、羨ましさと小さな棘が含まれており、苦笑を浮かべるダンテ。どうにも、複雑な想いが抜けないらしい。
 と、其処へ、他の諜報部達がやって来た。
 リベルタが皆の前に、弁当を広げていると、ダンテが手に持つ別の弁当に視線を止める。
 二つを見比べた後。
「へえ~。ダンテさんには、特製愛妻弁当かぁ」
「いいなぁ、ダンテさん!」
「あ、愛妻ってお前達、まだ結婚はして…」
「まだってことは、いずれするんですよね!!」
 にやにやと意味ありげな笑いを幾つも投げられ、口許が緩み始めたダンテは、ごほんと大きく咳払いを一つ。
「兎に角、昼飯にするか!」
 別々の弁当になってはいるが、仕事が片付いている。ダンテは、皆の前で、自身専用であるという包みを開け、弁当の蓋をも開けた。
 が、即座に、それを閉じる。そして、徐に、立ち上がると。
「……そういえば、航海日誌が途中だったことを思い出した」
 言って、そそくさと場を後にしたのであった。
 あからさまな誤魔化し。明らかに上擦っていた声。
 残された面々は、ぽつぽつと声を零し始める。
「今の弁当」
「ハートマークあったな」
「ああ。名前も入ってたぞ」
「しかも、似顔絵みたいなものが……」
 しんと静まり返った周囲を波の音が取り囲んだのであった。


「お嬢さん、その……弁当なんだが」
「味、どうだった?」
「美味かった」
「良かった!」
「味は、問題ないのだが。出来れば、絵や名前は、その」
「迷惑…だった?」
「あ、いや、迷惑というのではなく……は、恥ずかしくて、だな」
 しどろもどろになったダンテへ、フェリチータは、じゃあ今度からはハートだけにするね!と笑顔を向けた。

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 2013_02_11




プロフィール

一沙(かずさ。)

Author:一沙(かずさ。)

ここは、SSサイトです
アルカナ・ファミリア&三国恋戦記
がっつりネタバレ 
パフェリ、孔花・師弟愛、仲花+孔、
テイルズ、stskなど雑多に書き散らしちう
8/2 オフライン更新
TOASS不定期連載中
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