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召し上がれ



ついったーにてUPされた、某絵に滾って書きなぐった、ED後パフェリ。
少し修正。クリスマス別バージョンってことで。



 

 気づけば、こちらに向けられた視線が一つ。
 パーチェ?
 フェリチータは、トナカイの被り物をした頭を傾け、双眸を瞬かせた。その眼差しが、あまりにも真剣だったからである。


  召し上がれ


「どうしたの?」
 近づき問い掛けるも、言葉が返されない。こちらをじーっと見続けたままの彼に、困惑する。
 己に用がある、というわけではなさそうだ。
 と、呟きが聞こえた。
「美味しそう」
 フェリチータは、己の持つチキンを見やる。
 これのことかな?
 そう思った。
 が、パーチェの分は、さっき、ルカが渡していたはずだ。他の人のものを取らないように、と念を押しながら。
 それとも、貰いそびれたのだろうか?
 そうだろう。それなら、この眼差しの理由も分かる。食に執着する彼ならば、と。
「いいよ。食べて」
 そう言って、手に持つチキンを差し出した。
 すると、目を丸くしたパーチェは。
「ほんとに?」
 嬉しそうに確認する。
 そんなにお腹が空いていたんだ。
「うん」
 こくりと首を縦に振った。
「じゃあ、遠慮なく」
 言葉終わりに、パーチェはフェリチータの手首を掴んで、持つチキンを頬張った。そして、そのまま態勢を落とすと、彼女の身体を抱え上げたではないか。
「ふぇっ?!」
 急に高くなった視界と、不安定な感覚。そこで、己がパーチェに抱き上げられていることを理解したフェリチータ。
「え? え?」
 事態が飲み込めないフェリチータを他所に、軽快な鼻歌で歩を進めるパーチェ。
 と、血相を変え叫ぶルカの姿が目に入った。
「パーチェ! お嬢様は、チキンを食べていいと言ったんです! チキンですよぉ!」
「ルカ。ああなったら、もう止められねえ」
 半眼でのデビトの言葉と、青くなったルカの顔が、閉まった扉向こうに消える。
 これは、一体、どういうことだろうか?
 ついと下へ視線をやれば、瞳を弓なりにしたパーチェと目が合う。
「きっちり、ぜーんぶ食べるからね、お嬢。覚悟してて」
 ここで、意味をそれとなく理解する。
 笑顔とは裏腹の言葉に、フェリチータは、頬を引き攣らせたのであった。

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 2012_08_16




プロフィール

一沙(かずさ。)

Author:一沙(かずさ。)

ここは、SSサイトです
アルカナ・ファミリア&三国恋戦記
がっつりネタバレ 
パフェリ、孔花・師弟愛、仲花+孔、
テイルズ、stskなど雑多に書き散らしちう
8/2 オフライン更新
TOASS不定期連載中
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