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暗くなるまで待てない



あるかな・ふぁみりあ
パーチェED後。パフェリで、いちゃいちゃ。TPOは弁えて。



 

 薔薇園で眠り込んでいる姿を見つけたのは、これで何度目だろう。
 ここが好きなのかな。
 ふいに思いながら、フェリチータは、食後の昼寝をしているパーチェの横に座り込んだ。


   暗くなるまで待てない


 午後の巡回まで、まだ少し時間があるけど。
 ここでなくてもいいだろうに、とフェリチータは思う。
 日当たりがよくて気持ちがいいのは分かるが。面倒だ、と。
 数日前には、お嬢が探しに来てくれるから安心しちゃって、などと言われてしまった。完全に、当てにされている感が否めない。
 こっちの気も知らないで。
 本当は、一緒に過ごしたい。傍に居たい。
 とは思っていても、癪なので言わずに探している自分も自分なのだろうが。暢気に寝ている姿に、首を擡げてきたのは悪戯心。
 フェリチータは、己の髪を手に持つと、それでパーチェの鼻先を擽り始めたのであった。
 こちょこちょこちょ……
「うーーーーん」
 寝返りを一つ。
 まだ、起きない。それなら、もう一度。
 こちょこちょこちょこちょこちょ…
「んーーーーーーーーっ」
 あ、手で振り払った。危ない、危ない。
 でも、起きない。だったら、もう一度。
 フェリチータが、鼻先を擽ろうと身を乗り出した刹那。がばり、と抱き締められたのである。
「えっ! パーチェ、起きて」
「当然でしょ。あれだけされれば起きるよ」
 寝転ぶパーチェの胸元に抱き込まれたフェリチータは、顔を動かし、彼を見上げた。
「まったく、もう。何してるの」
「いたずら。気持ちよさそうに寝てたから」
「ふーん……」
 問いと回答が、何処となく合っていない。
 パーチェは、ちらりと腕の中に在るフェリチータを見やると。
「んじゃあ、仕返しっ!」
「きゃぁっ」
 態勢を起こすと、パーチェは、フェリチータのわき腹を思い切り擽りだしたのだった。
「ちょっと、パーチェ。くすぐったっ、あ、あはははっ」
 身を捩り笑うフェリチータの腕が、ふいに、地面に縫い止められる。気付けば、間近に迫ったパーチェの顔。瞬間、息を呑んだ。
「フェリチータ……」
 呼び声に、そっと双眸を閉じた。そして、そのまま互いの唇が。
「こんなところで、何をしている」
 声に、パーチェは、動きを止めた。へらり、と愛想笑いを浮かべ、声の主の方へと顔を向け。
「あ、ノヴァ。チャオ……」
「チャオ、じゃない。マンマの神聖な薔薇園で不埒な行為をするなーっ! お前も、お前だ。場所を弁えろ!」
 怒鳴り声に、身を縮こまらせるパーチェとフェリチータ。
「恋人同士でそういう雰囲気になるのは、分かる。だが、何時何処で誰が見ているかも分からない場所で。そもそも、パーチェは幹部長代理だろう! 部下への示しが付かないとは思わないのかっ。大体……」
 延々と続くノヴァの説教の最中、パーチェは、ぽつりと呟いた。
「分かった。今度から、暗くなるまで待てない時は、ノヴァに見えないことでする」
「分かってないっ!」

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 2012_08_16




プロフィール

一沙(かずさ。)

Author:一沙(かずさ。)

ここは、SSサイトです
アルカナ・ファミリア&三国恋戦記
がっつりネタバレ 
パフェリ、孔花・師弟愛、仲花+孔、
テイルズ、stskなど雑多に書き散らしちう
8/2 オフライン更新
TOASS不定期連載中
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