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おねだり・おまけ



 7/29 パーチェ誕生日おめでとう!SS おまけ
 誕生日パーティーの後の出来事。
 パフェリと、残りの面々達による会話劇。誰がどれやら。



 
「ラ・ザーニア美味しかったし。他の料理も、ケーキも美味しくて。ほんと、今日は最高!」
 高らかに言い、パーチェは、唇の両端を持ち上げる。
 隣を歩くフェリチータへ、顔を覗き込むような態勢となりながら。
「こういうのも、いいね」
 笑顔を彼に、ファリチータも、笑顔で頷きを返した。
 そうこうしている内に、二人は、パーチェの部屋の前へと辿り着く。
 と、ここで、フェリチータが、パーチェに封筒を差し出したのである。
「パーチェ……これ」
「なに? 指令書?」
 首を傾げつつ受け取ったパーチェは、中の紙に綴られている文字を読んだ。
 其処には、こう認められていた。
 今から明日が終わるまでの間、フェリチータと共に過ごす事を命じる
 眼を丸くし、指令書からフェリチータへ視線を移すパーチェ。
 筆跡は、間違いなく幹部長であるダンテのもの。指令を与えられているのは、パーチェ。
「ダンテに、今日、二人で一緒に過ごすつもりだったこと気付かれちゃって、それで……」
 戸惑いがちではあるも、フェリチータは、パーチェを見上げる。気恥ずかしさにより、指先をもじもじと動かしながら。
「今日、一緒に居られなかったぶん、一緒に居たい……だめ、かな?」
 か細い、今にも消えてしまいそうな声だったが。其処には、彼女のありったけの想いが込められていた。
 パーチェは、そっと目尻を下げると、フェリチータの身体を抱き締める。とても優しく。
「まさか。フェルからのお誘いを断るわけない」
「お、お誘いって!」
「そうでしょ?」
 違わないよね?と付け加え、フェリチータの頬に唇を寄せるパーチェ。
 ふわり、とまるで撫でるような口接けが一つ。淡い熱を落とす。
「ね、どうせなら…さ。おれが、明後日も離れたくないっていうくらい、可愛く口説いて誘惑しちゃってよ。フェリチータ」
 おねだり含みの誘い文句の後、静かに扉は閉められた。


「あれ? お嬢様の姿が見えませんが」
「お嬢なら、パーチェを部屋まで送って行ったけど」
「送り狼にならなきゃいいがなぁ~」
「語弊が可笑しくないか? それだと、あいつがパーチェを…ということになる」
「そうですよ、デビト。お嬢様が、そんなことするわけないでしょ!」
「どうだか。今日のいちご頭なら、あるかもしれねえぞ」
「アッシュ! あなたまでっ」
「当たらずとも、遠からず。お嬢様は、戻らない。そうだろう? ダンテ」
「ああ。今から明日丸一日、お嬢さんは、パーチェとシエスタだからな」
「聞いてませんよ、そんな話」
「今、話しただろう」
「今日の埋め合わせ、だそうだ。随分と粋な計らいだな、幹部長殿」
「そもそも、二人で過ごすはずだったのだから、これくらいの事をして当然だと思うが」
「そっか! 良かったぁ! オレ、剣のコートカードから散々厭味言われちゃってさ。これなら、あいつらの機嫌も直るよな!!」
「良くないですよ。みんな、パーチェに甘くないですか?」
「違うぞ、ルカ」
「ああ。間違っている」
「誰も、パーチェに甘くねえよ」
「そうだ。パーチェじゃねえ」
「甘いのは、お嬢さんに!だ」
「分かったか、ルカ」
「あああああ、あなた達は、揃いも揃ってー!」
「だってなぁ。パーチェ絡みだと、お嬢、すっげえ可愛く笑うんだもんな」
「同感だ」
「見惚れるほどの笑顔っていうのは、ああいうのを言うんだろうなぁ~」
「つい、甘くなるのは仕方ねえ」
「むしろ、甘くなってこそ、だ」
「そうなった方が得策だと、なぜ分からない?」
「っ! っ! っ! ………わ、わわわ、私はっ!」
「あ、逃げた」
「そっとしておいてやれ。心の整理には、まだ時間が掛かるんだろう」
「いい加減、バンビーナ離れすりゃぁいいのによぉ~」

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 2012_07_29




プロフィール

一沙(かずさ。)

Author:一沙(かずさ。)

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アルカナ・ファミリア&三国恋戦記
がっつりネタバレ 
パフェリ、孔花・師弟愛、仲花+孔、
テイルズ、stskなど雑多に書き散らしちう
8/2 オフライン更新
TOASS不定期連載中
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