FC2ブログ


スポンサーサイト

Category: スポンサー広告  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 --_--_--

確定要素



 連続更新企画;お嬢受けSSコンプリート作戦!ww
 その7 ジョリフェリ
 恋人同士の日常風景



 

「ジョーリィ」
 ノックの後、フェリチータは、部屋の扉を開け、足を止める。彼が、椅子に座った状態で眠っていたからだ。
 手に持っていたプレートをテーブルに置くと、そっと顔を覗き込んでみる。
 やはり、間違いなく。
「寝てる………」
 自身が置いたプレート上の食事を一瞥し、仕方ないか、と息を吐き出したのであった。


   確定要素


 フェリチータは、別の場所に置かれた空の皿を見つけ、そっと目尻を下げる。それは、己が朝食を準備し持って来た際に使用していたものだった。彼が、きちんと食事をしたことに満足すると、それを持ち、部屋を後にしようとする。
「来ていたのか」
 部屋から出てしまう直前、声を掛けられ、フェリチータは慌てて振り返る。見ると、ジョーリィが身を起こしている最中であった。
「ごめんなさい。起こしちゃった?」
「いや。構わないが」
 大した音は立てていないのだけれど、と思いながら、彼の傍へと戻るフェリチータ。
「食事、か」
 テーブルに置かれたものを見る。次いで、時計へと視線を向け、これが昼食であるということを認識したジョーリィ。
「うん。朝、ちゃんと食べたんだね」
「君が、私の為に作ったものだからな」
 他ならば、食べないという意味を含ませた言葉。
 言い換えるならば、食べて欲しければ、毎食をというものではあるのだけれど。それでも、フェリチータにしてみれば。
「どうした?」
「うれしいなぁ、って思って」
 どういうものがあろうと、最終的な結論はこうなるのだ。
 すんなりと心情を告げてくる彼女を前に、ジョーリィは、僅かに唇を上向かせ。
「今日は、随分と素直だな」
「ジョーリィよりは、私は、いつも素直だけど」
 言って、にこりと笑むフェリチータ。
 大した厭味はないけれど。少しだけ棘を混ぜてみる。
 と、ジョーリィは、椅子の背凭れに身体を預けながら。
「そんな男を選んだのは、フェリチータ、君だろう?」
「そうね。選んだのは、私」
「こんな素直ではない男を、か」
 ふっと笑みを零したジョーリィに向って、フェリチータは、双眸を細め告げた。
「そんなの、ジョーリィだからに決まってるじゃない」
 他に、理由などいらない。
 それで、十分だ。
 ジョーリィは、さも当然というように答えたフェリチータに、笑みを深めたのであった。

スポンサーサイト
 2012_05_04




プロフィール

一沙(かずさ。)

Author:一沙(かずさ。)

ここは、SSサイトです
アルカナ・ファミリア&三国恋戦記
がっつりネタバレ 
パフェリ、孔花・師弟愛、仲花+孔、
テイルズ、stskなど雑多に書き散らしちう
8/2 オフライン更新
TOASS不定期連載中
初来訪者様はサイト説明必読お願いします
当ブログ内文章及び画像無断転載・複写厳禁
オンラインブックマークはご遠慮下さい。

メールフォーム

参加

検索フォーム




pagetop

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。